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橋本 昭司
PETROTECH, 18(6), p.452 - 456, 1995/00
原研、中部電力株式会社、(株)荏原製作所の共同研究により東部電力株式会社新名古屋火力発電所内で実施した、石炭燃焼排煙処理パイロットプラント試験結果の概要を中心に、処理の原理、技術の将来展望等を紹介する。
長田 容*; 広田 耕一; 須藤 雅弘*; 馬場 重和*; 渋谷 栄一*; 土井 猛*; 中島 道博*; 小宮 幹久*; 宮島 清則*; 宮田 定次郎; et al.
Radiation Physics and Chemistry, 45(6), p.1021 - 1027, 1995/00
被引用回数:7 パーセンタイル:59.15(Chemistry, Physical)都市ごみ焼却施設からの排煙中のNOx,SO,HClを電子ビーム照射技術を用いて同時に除去するためのパイロット試験を実施中である。ごみ焼却施設からの排煙1,000Nm/時を電子ビーム照射容器に導入し、消石灰のスラリーをスプレーしながら電子ビームを照射する。400ppmHClと50ppmSOは、消石灰のスラリーをスプレーすることによってほぼ完全に除去され、また、100ppmNOxは、消石灰スラリーをスプレーしながら電子ビーム照射することによって、150Cで10kGyで約20ppmにまで除去することができた。
徳永 興公; 中島 道博*; 土井 猛*
放射線と産業, 0(58), p.15 - 19, 1993/00
我国の約70%の都市ごみを処理しているごみ燃焼施設から出る排煙の中には、有害な窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素が含まれており、これらは何らかの方法で除去する必要がある。原研、松戸市、NKKはこれら有害物質を電子ビーム照射で除去するためのパイロット試験を実施しており、これまでにすでに有望な成果が得られている。本論文においては、電子ビーム排煙処理プロセスの概要と特徴について述べるとともに、パイロットプラントの概要、得られた結果についても述べる。消石灰と水の混合物をスプレーしながら電子ビーム照射を行った場合、100ppmNOx、50ppmSO、350ppmHClは、150C、20kGyにおいて、それぞれ20ppmNOx、~0ppmSO~0ppmHClに低減した。
土井 猛*; 長田 容*; 森重 敦*; 徳永 興公; 宮田 定次郎; 広田 耕一; 中島 道博*; 古宮 幹久*; 宮島 清則*; 馬場 重和*
Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.679 - 682, 1993/00
原研高崎研で行った小規模試験を用いた試験によって、電子ビーム照射によって都市ごみ燃焼排煙中のNO,SO,HClを効率よく除去できることが示された。この試験結果をふまえて、最大電圧0.95MV、最大出力15kWの電子加速器を用いたパイロット試験を実施することとした。パイロットプラントは松戸市クリーンセンターに建設した。ごみ焼却炉からの排煙30,000Nm/hの1,000Nm/hをパイロットプラントに導入し、消石灰スラリー又は粉末状消石灰を添加しながら電子ビーム照射を行う。本論文では、パイロットプラントについて概略を述べるとともに得られた結果について述べる。
土井 猛*; 長田 容*; 森重 敦*; 徳永 興公; 宮田 定次郎; 広田 耕一; 中島 道博*; 古宮 幹之*; 宮島 清則*; 馬場 重和*
Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.679 - 682, 1993/00
被引用回数:6 パーセンタイル:55.97(Chemistry, Physical)都市ごみ燃焼排煙を電子ビーム照射で処理するためのパイロットプラントを松戸市クリーンセンターに建設し、実際の排煙を用いた試験を開始した。本報告では、パイロットプラントの概要、その性能について述べるとともに試験計画及び得られた結果について報告する。1,000Nm/hrのスプリットガスを400~950keVのエネルギーの電子で消石灰スラリーの共存下で照射することにより、排煙中のSO,NO及びHClを同時に除去することができる結果が得られている。
徳永 興公
原子力システムニュース, 3(2), p.17 - 19, 1992/09
今年6月より本格的運転を開始した都市ごみ燃焼排煙処理のパイロット試験について、パイロットプラントの概要、パイロット試験内容を紹介するとともに、都市ごみ燃焼排煙処理の現状、過去三年間にわたって実施した電子ビームによる都市ごみ燃焼排煙処理の基礎試験の結果について述べる。
徳永 興公
高圧ガス, 29(12), p.850 - 852, 1992/00
都市ごみ燃焼排煙の窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素を電子ビーム照射で除去する技術について、現在松戸市クリーンセンターで進めているパイロット試験及びパイロット試験の前に実施した基礎試験について概略を述べた。さらに、本プロセスの原理及び特徴についても述べ、本方法が実用的にすぐれた方法であること、本パイロットプラント試験の次の段階においては、実規模装置の設計、建設が可能であることについても述べる。
土井 猛*; 須田 昇一*; 森重 敦*; 徳永 興公; 青木 康; 佐藤 章一; 古宮 幹久*; 橋本 信男*; 中島 道博*
Proceedings of the International Conference on Evolution in Beam Applications, p.482 - 485, 1992/00
電子ビーム照射による都市ごみ燃焼排煙処理のパイロット試験を計画した。この試験計画においては、実際の排煙の一部1,000Nm/hを900keVの電子ビームで、消石灰スラリーを粉霧しながら照射し、そのときの脱硝、脱塩化水素及び脱硫性能を調べるとともに、長時間運転により本プロセスの技術の実証を行う。